私がやりたいことは、はるか昔、流派などが生まれる前、花道という言葉も型もなかった頃、ただ人と神をつないでいた、「純粋なる心の花」です。

 古代の祈りの文化のなかには、必ず「花」の姿がありました。古代の人々にとって花は、神々の領域へアクセスするための、とっておきの神器だったのでしょう。

 私はその純粋なる心の花(神器としての花)の文化を「原初いけばな」と呼び、探求と実践を繰り返していこうと思います。

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自己紹介

山本 円郁Enyu Yamamoto

花人

花人、行者・山伏。池坊から花の道へ。その後、なげいれ、たてはなを学ぶ。現在流派なし、無所属。山岳信仰、哲学、アニミズムなど、さまざまな歴史と文化を参照しながら、日本古来の自然観に根ざした生の実践と継承に取り組む。

作品集に『Post-Mortem Portraits: 死してなお生き延びる花』『贄花』、論考に「生殖器崇拝としてのいけ花」(『いけ花文化研究』第8号、2021年)など。長野県在住。

実績

縄トモコ個展、五月女寛個展、越孝夫個展、義仲館(義仲忌句会)、中村邸(国指定重要文化財)、日々別荘、BYAKU Narai、青花の会 骨董祭 など

花の教室

「花綵の会(はなづなのかい)」は、2020年より始まったなげいれ花の教室です。ただ花をいけるだけでなく、花をきっかけとして、生や死、人間や自然、そして社会や世界について考えるための、座学と実践の教室です。

※現在、個別開催のプライベートレッスンのみ受け付けております。ご希望の方はお問い合わせフォームよりご相談ください。

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状況や予算に応じて柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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